誘惑~初めての男は彼氏の父~
***
一週間ほど実家に滞在して、ついに札幌へ戻る日になった。
祖父母たちから野菜をもらったり、母に持たされたお土産も多かった。
「これ、中田さんとそのお父様にお渡しして」
「分かった」
佑典へのお土産も・・・。
お父さん、つまり和仁さんにまで。
事情などもちろん知らない母たちは、私に立派な家柄の彼氏ができたと思って喜んでいる。
本当のことを知ったら・・・、大変なことになりそう。
・・・。
私は夕方の特急「スーパーおおぞら」で、札幌に戻った。
札幌着は20時ちょっと過ぎ。
そのまま家に帰って、荷物の片付けなどをして、ゆっくり休む予定。
特急の窓から、夕日を満喫していた。
八月ももうすぐ終わりなので、気が付けば日没時間が早くなってきている。
佑典は今日は部活のOBとの飲み会で、かなり遅くなるどころか場合によっては朝まで拘束されているらしい。
どんなに急いで帰っても、今夜は会えないので・・・。
一週間ほど実家に滞在して、ついに札幌へ戻る日になった。
祖父母たちから野菜をもらったり、母に持たされたお土産も多かった。
「これ、中田さんとそのお父様にお渡しして」
「分かった」
佑典へのお土産も・・・。
お父さん、つまり和仁さんにまで。
事情などもちろん知らない母たちは、私に立派な家柄の彼氏ができたと思って喜んでいる。
本当のことを知ったら・・・、大変なことになりそう。
・・・。
私は夕方の特急「スーパーおおぞら」で、札幌に戻った。
札幌着は20時ちょっと過ぎ。
そのまま家に帰って、荷物の片付けなどをして、ゆっくり休む予定。
特急の窓から、夕日を満喫していた。
八月ももうすぐ終わりなので、気が付けば日没時間が早くなってきている。
佑典は今日は部活のOBとの飲み会で、かなり遅くなるどころか場合によっては朝まで拘束されているらしい。
どんなに急いで帰っても、今夜は会えないので・・・。