誘惑~初めての男は彼氏の父~
「・・・ドライブに行こうか。しばらく会えなかったから、いろいろ話もしたいしね」
やはり真っすぐ帰宅などできなかった。
「また海にですか」
「いや、今夜は山なんてどうかな」
「山?」
山奥の地まで連れて行かれるのかと思った。
「いや、山っていっても都心からそんなに離れていないところだよ。夜景が綺麗なスポットがあるんだ」
「夜景・・・」
「しばらく理恵は、大都会に飢えていたと思って」
「飢えてはいませんが」
若干の問答の末、都心からそう遠くない山の中腹に連れて行かれた。
暗い上にあまり土地勘がないため、よく分からなかったのだけど、動物園の裏手から山に登り始め、スキーのジャンプ台のある辺りを通過した模様。
そこから先は・・・曲がりくねった道をしばらく走行していた。
時折目にする信号の下の標識で現在位置を確認するのだけど、イマイチ分からない地名ばかり。
だんだん周囲の街灯が減り、暗くなってきているのは事実だった。
やはり真っすぐ帰宅などできなかった。
「また海にですか」
「いや、今夜は山なんてどうかな」
「山?」
山奥の地まで連れて行かれるのかと思った。
「いや、山っていっても都心からそんなに離れていないところだよ。夜景が綺麗なスポットがあるんだ」
「夜景・・・」
「しばらく理恵は、大都会に飢えていたと思って」
「飢えてはいませんが」
若干の問答の末、都心からそう遠くない山の中腹に連れて行かれた。
暗い上にあまり土地勘がないため、よく分からなかったのだけど、動物園の裏手から山に登り始め、スキーのジャンプ台のある辺りを通過した模様。
そこから先は・・・曲がりくねった道をしばらく走行していた。
時折目にする信号の下の標識で現在位置を確認するのだけど、イマイチ分からない地名ばかり。
だんだん周囲の街灯が減り、暗くなってきているのは事実だった。