誘惑~初めての男は彼氏の父~
・・・。
「今日のコンパ、楽しめた?」
抱き合った後、シーツに包まって火照った体を覚ましていた私に、佑典が話しかけた。
「うん。いい人たちばかりだから」
「よかった」
笑みを浮かべて、髪を撫でる。
自分のホームグラウンドに私を招き入れ、私が周囲に溶け込んでいる姿は佑典を安心させている。
ただ・・・。
あの新入生が気がかりだった。
内村明日香って子。
佑典に想いを寄せるあまり、私の存在を快く思っていない。
・・・付き合い始めて間もなく一年。
その間にもオーケストラ関連で、佑典に想いを寄せた子は少なくなかった。
しかし全ての場合において、私の存在を知るとおとなしく身を引いていった。
だけど今回は、これまでのようにはいかないような気がする。
あの子は何不自由なく、ほしいものは全て手に入るような環境で育ってきた様子。
佑典に関しても、私の存在などお構いなしで手に入れようとするんじゃないかって気がした。
あくまで私の直感。
「今日のコンパ、楽しめた?」
抱き合った後、シーツに包まって火照った体を覚ましていた私に、佑典が話しかけた。
「うん。いい人たちばかりだから」
「よかった」
笑みを浮かべて、髪を撫でる。
自分のホームグラウンドに私を招き入れ、私が周囲に溶け込んでいる姿は佑典を安心させている。
ただ・・・。
あの新入生が気がかりだった。
内村明日香って子。
佑典に想いを寄せるあまり、私の存在を快く思っていない。
・・・付き合い始めて間もなく一年。
その間にもオーケストラ関連で、佑典に想いを寄せた子は少なくなかった。
しかし全ての場合において、私の存在を知るとおとなしく身を引いていった。
だけど今回は、これまでのようにはいかないような気がする。
あの子は何不自由なく、ほしいものは全て手に入るような環境で育ってきた様子。
佑典に関しても、私の存在などお構いなしで手に入れようとするんじゃないかって気がした。
あくまで私の直感。