誘惑~初めての男は彼氏の父~
「あれっ。この前と車、違いますね」
先日送ってもらった時は、有名な外車だった。
今回は国産車の・・・ハイブリッドカーという類?
「ここに来る前、打ち合わせで市街地内何箇所か回ったからね。そういう時は燃費がよくて、小回りの効く車にしてるんだ」
そう解説して和仁さんは、助手席のドアを開けてくれた。
「あの・・・。これからどちらへ向かうんですか?」
私は思い切り疑りの眼差しを、和仁さんに向けた。
「特に考えてなかったけど。何かリクエストある?」
「いえ、ただ・・・」
「もしかして、まだ僕のこと疑ってる?」
「・・・」
うかつに助手席に乗ってしまうと、ただでは済まないような予感がしていた。
「そんなに信用されてないとはショックだな。約束したのに。絶対こっちからおかしな真似はしないって」
街灯の薄明かりの中に浮かぶのは、和仁さんの翳りのないまなざし。
「本当に・・・何もしませんか?」
「だって、嫌がる相手を無理やり・・・なんてしても、楽しくないよね?」
先日送ってもらった時は、有名な外車だった。
今回は国産車の・・・ハイブリッドカーという類?
「ここに来る前、打ち合わせで市街地内何箇所か回ったからね。そういう時は燃費がよくて、小回りの効く車にしてるんだ」
そう解説して和仁さんは、助手席のドアを開けてくれた。
「あの・・・。これからどちらへ向かうんですか?」
私は思い切り疑りの眼差しを、和仁さんに向けた。
「特に考えてなかったけど。何かリクエストある?」
「いえ、ただ・・・」
「もしかして、まだ僕のこと疑ってる?」
「・・・」
うかつに助手席に乗ってしまうと、ただでは済まないような予感がしていた。
「そんなに信用されてないとはショックだな。約束したのに。絶対こっちからおかしな真似はしないって」
街灯の薄明かりの中に浮かぶのは、和仁さんの翳りのないまなざし。
「本当に・・・何もしませんか?」
「だって、嫌がる相手を無理やり・・・なんてしても、楽しくないよね?」