俺様ヤンキー君と秘密の関係
ど、どうなってるんだ。
わたしの心臓。
ドキドキが止まらない。
「何ボーッとしてんだよ?帰るぞ」
「え?あ、うん!」
ドキドキする胸を抑えて、急いで教科書とノートを片付けた。
そして、いつものように2人で旧校舎を出る。
帰る方向が逆だから、いつもは校門で別れるんだけど。
「なんか腹減ったな」
「え?」
もうすぐ校門にたどり着くというところで、隣を歩いていた一条君がボソッと呟いた。