俺様ヤンキー君と秘密の関係
「あ、グラタンだけじゃ足りなかったよね?ごめんね!明日からは量を増やして」
「いや、そうじゃなくて」
「え?」
「寄り道して帰ろうぜ」
え……?
まさか!
一条君と!?
ビックリして思わず言葉に詰まる。
まさか、誘われるなんて思ってなかったから。
「あー、ムリならいいけど」
答えないわたしを見て、一条君はバツが悪そうに言った。
「ううん!ムリじゃないよ!わたしもお腹空いたし」