俺様ヤンキー君と秘密の関係
まさかまさか!
あの一条君と寄り道をすることになっただなんて。
なんだか夢みたいで、ふわふわした気持ちのままわたしの家の近くの最寄り駅まで歩いた。
何か喋った方がいいかな……?
共通点がない上、男子といることがあまりないわたしには話題が全然浮かばない。
共通の友達もいないしね。
うーん。
ん?
その時ふと目に入ったクレープ屋さん。
「わー、今日オープンだったんだ」
オープンするのをずっと楽しみにしてたから、すぐに気が付いた。
わー、嬉しいな。
今度、ゆらちゃんと行かなきゃ。
でも、今食べたい気もするけど。
勉強した後って、糖分を消費するせいか甘いものが欲しくて仕方なくなる。
「ぷっ」