俺様ヤンキー君と秘密の関係
好きって、気付いちゃいました!
3日後の昼休み。
「高梨さん」
「へっ?」
2人分のお弁当を持って教室を出たところで、背中の方から不意に声をかけられた。
振り返るとそこには、今まで話したことのない色とりどりの頭髪をした派手なギャルの集団がいて。
明らかに悪意のこもった目で、わたしをまっすぐに見ていた。
うわー……。
なんだろう?
嫌な予感しかしないけど、ムシするわけにはいかないし。
「ちょっと話があるんだけど」
「は、話……?」
うー……。
呼び出しくらって、集団リンチとかされちゃうの……?
こんなの初めてなんだけど〜!