俺様ヤンキー君と秘密の関係
「お前、本当にバカだな。普通なら、実はお坊ちゃまなんだね!とか言うところだろ、そこは」
「えー、だって……!こんな家に、住んでみたいんだもん」
そりゃ、お坊ちゃまだとは思ったけど。
それを言うのは、失礼な気がしたんだよ。
「そんなに住みたいのかよ。なら、泊まり込みで勉強叩き込んでやる」
「えっ!?」
と、泊まり込み……!?
「バカ、冗談だよ」
「な、なーんだ……ビックリした〜!でも、ちょっと残念」
ちょっとだけ、泊まってみたかったなーなんて。