俺様ヤンキー君と秘密の関係
勢いで言っちゃいました!
「やっと終わったー!」
解説しながら教えてもらったおかげで、大分理解出来た。
難しい記号とか言葉も、覚えやすいようにって、一条君が色んな覚え方を伝授してくれたおかげでバッチリだ。
「ありがとう〜!本当に」
疲れ切っていたけど、やり切ったという達成感と満足感でいっぱいで。
これで自信が持てるんだから不思議だよね。
なんたって、教えてくれたのが一条君だから心強い。
「まー、普通レベルにはなったな。疲れた」
わたしのノートを覗き込んでから、一条君はそう呟いて後ろにゴロンと倒れた。