俺様ヤンキー君と秘密の関係
奴らの狙いがわからない以上、話は平行線を辿る一方。
結局、シュウに聞いても新たな情報はなかったので、何も解決しないままだった。
だけど、狙いは多分俺だろうということで、話は一応まとまった。
「とにかく、今後は気を付けろよ?学校帰りも、しばらくは気を付けた方がいい」
「大丈夫だろ、奏多なら」
「大人数で来られたらどうすんだよ?武器を持ってるかもしれねーだろ」
「それはっ……」
どこまでも深読みするシュウに、とうとうレオも言い返せなくなったのか黙り込んだ。