俺様ヤンキー君と秘密の関係
ねぇ……どうして?
月曜日。
いよいよ、テスト初日がやって来ました。
昨日、わたしは一条君に言われた通り復習をした。
とにかく、告白の返事はテストが終わってから聞けるし!
そう思って、必死に教科書をめくったんだ。
「琉羽、おはよう」
「ゆらちゃん!おはよう」
自分の席で黙々とノートに目を通していたわたしは、満面の笑みをゆらちゃんに向ける。
「悲惨な顔をしているかと思いきや……。その様子じゃ、大丈夫みたいだね」
「えっ?」
内心は不安なんだけど。
ゆらちゃんには大丈夫そうに見えるのか。