俺様ヤンキー君と秘密の関係


ゆらちゃんは色んなことに敏感で、小さなわたしの変化にもすぐに気付いてくれる。


もしかすると……元気がないわたしを心配して、今日も誘ってくれたのかな。



言いたいことをズバズバ言うゆらちゃんだけど、本当は優しい人なんだってことは、わたしが一番よく知ってる。



「ありがとう。実はね……」



だからこそわたしは、今まであったことを正直にゆらちゃんに打ち明けた。



一条君を好きになったこと。


もう、関わるなと言われたこと。


昨日のレオ君の言葉。



ゆらちゃんは、黙ったままわたしの話を聞いてくれた。


< 257 / 340 >

この作品をシェア

pagetop