俺様ヤンキー君と秘密の関係
やっぱり俺は〜奏多side〜
日曜日。
いつものようにレオんちの溜まり場に来た俺は、ドアの向こうからボソボソ話す声が聞こえて足を止めた。
じっとして、中のくぐもった声に耳を傾ける。
「結局、昨日は見付からなかった」
「溜まり場の場所も変わってたし、見付けるのはムズいかもな」
「地元に行けば、何か手がかりが掴めるかと思ったけど。当てが外れたか」
中にいるのは、おなじみのレオとライ、そしてシュウのようだ。
話の内容は、大体察しがつく。