俺様ヤンキー君と秘密の関係
「お前ら……勝手な行動するんじゃねぇよ」
軽く睨みながら、いつもの場所に座る。
「奏多に相談したら、絶対反対されると思ったからな」
すると、斜め前に座っていたレオが軽々しく口を開いた。
「当たり前だろーが!」
何かあったらどうすんだよ?
俺が声を張り上げても、レオは余裕顔を崩さない。
本気で怒っているわけじゃないことを、付き合いが長いこいつらもわかっているはず。
「お前らには関係ねーから、余計なことばっかすんじゃねぇよ」
少しキツめにそう言い、ムリに話を切った。
だけどーー。
「そんな言い方はねーだろ?」