俺様ヤンキー君と秘密の関係


それは俺だけじゃなく、レオやシュウも同じだったようで。


ポカンとしながら、なんとも言えないマヌケ面でライの顔を見つめている。


それでもライは、そんなことは構わずに訴えかけるように俺の目を見ているだけ。



くそっ。


なんなんだよ、こいつは。


珍しくまともなことを言いやがって。



「お前を心配して、俺らがどう動こうが勝手だろ?」



「何かあったらどうすんだよ?」



「危険なマネはしてねーよ。それに、もし何かあったとしても、お前のせいじゃねぇんだから」



「そうだとしても、巻き込んだことに責任感じるだろうが」



真剣に話すライに、思ったままの気持ちをぶつける。


< 265 / 340 >

この作品をシェア

pagetop