俺様ヤンキー君と秘密の関係
ついムキになってしまい、後の方は叫ぶようにそう言っていた。
悪く言われて、黙っていられなかったんだ。
息が乱れて、肩で呼吸をする。
そこにいた人達は、ア然としながらわたしを見ていて。
だけど銀髪の人だけは、さっきよりも気味の悪い薄ら笑いを浮かべていた。
ゾクリとするほど気味が悪くて、思わず息を呑む。
「ほう。で、やっぱりお前は一条のオンナなんだな?」
さっきよりも低くなったその声。
何か良からぬことを企んでいそうで、返事をしちゃダメだとは思いつつも、ウソをつけないのがわたし。