俺様ヤンキー君と秘密の関係
両脇に1人ずつと後ろに1人、前には銀髪の男。
さらにその後ろには、バイクに跨ったままの男がたくさん。
八方塞がりで完全に逃げ道がないこの状況は、悪い予感しかしなかった。
「連れてけ」
「「「はい」」」
えっ……!?
ーーガシッ
そう思ったのも束の間、両脇にいた男に腕を取られた。
「ちょ、ちょっと……」
「すべてはあいつをおびき出す為だ。悪く思うなよ」
「や、は、離して!」
ジタバタして暴れてみるけど、男達の力には到底敵うはずもなく。
虚しくそのままズルズル引っ張られ、車のそばまで連れて来られた。