俺様ヤンキー君と秘密の関係
「何やってんだよ?さっさと来いって」
「えっ?あ、お邪魔します」
そう言われて、慌てて靴を脱いだ。
そして、緊張しながら足を踏み入れる。
ライ君は突き当たりのドアを開けると、わたしが追いつく前に中に入ってしまった。
そこには、たくさんの人の声が飛び交っていて。
余計に緊張してしまう。
「あ、5点ちゃん」
「本当だ。珍しい」
「久しぶりじゃん」
恐る恐る中に入ったわたしの耳に、そんな声が届いた。