俺様ヤンキー君と秘密の関係
バカでごめんなさい。
「えっ!?マジ?」
お昼休み。
教室でお弁当を食べながら、同じクラスの親友、ゆらちゃんに一条君の件を報告した。
ゆらちゃんは誰もが振り返るほどの美人さんで、すごくモテてるわたしの自慢の親友。
そんなゆらちゃんが、目を見開いてビックリしているのを見て首を傾げた。
「どうしたの?そんなにビックリした顔して」
大好きな玉子焼きを頬張りながら訊ねる。
なんだか青白い気もするし、もしかしたら具合が悪いとか?
「どうしたもこうしたもないわよ!あんた、大丈夫?」
普段強気なゆらちゃんが、珍しく心配そうな顔をしている。