俺様ヤンキー君と秘密の関係


やっぱり、ライ君はわたしのことが嫌いみたい。


うん、もういいんだけどね。



「あ、あの……一条君は?」



確か、同じクラスのはずだよね……?


ここには今、ライ君の姿しか見当たらない。



「さぁな。別にいつも一緒ってわけじゃねぇし」



「そ、そうなんですね」



そう言いながら、いつもお弁当を食べる席にちょこんと座った。



訪れる沈黙。



重い空気。


漂う緊張感。



ううっ。


気まずい。


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