私と貴方の世界~beautiful world~


尚紀くん……


そんなことまで見ず知らずの私のために
考えてたの……?




「……ありがとう。

私ね、昨日余命宣告されたの。

もって半年。

どうやって半年を生きていこうって
すごく悩んだ。

私には友達なんていないし、

両親も仕事で朝にしか来れない。


……ずっとこのままで半年を過ごして
いくのかなって思うと……」




……やばい…泣きそう……



涙を堪えていると
立っていた尚紀くんが私に近づいてきて


優しく抱きしめてきた…



< 22 / 129 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop