Life in being 〜余命〜
そして、どんどん症状は悪化した。
親もさすがにまずいと思ったのか、たまに帰って来ては様子を見に来た。
けど、そんなの建前だということも分かってる。
余命宣告されてからも、泣いてた割に来る回数は変わっていない。
どーせ、邪魔だった娘が消えるから、内心では喜んでるのだろう。
所詮はそんなもの。
だから、もうどうでもいい。
早く私を解放して欲しい。
この絶望の1年から。
あと1年とか言わずに、もういっそ、このまま死なせてよ。
私はそれでいいの。
私が何かほんの少しでも願ったら、その分だけ苦しめられるんだもの。
だったら、もうこのまま…。