Life in being 〜余命〜
「今日も来たんだ。」
顔を見ただけで高鳴る俺の心臓とは裏腹に、うざそうな顔をして俺を見る愛。
ホントに嫌われてんだな。
なんてちょっと落ち込む。
けど、酷い態度とられても、暴言吐かれても、嫌いになれないのは、きっと惚れた弱みだろう。
「そりゃー、君のカウンセラーだからね。」
そう言って大人な対応してみるが、俺の言葉には必ず無視だ。
この前は素直に過去を話してくれて、嬉しかった。
ちょっとは近づいたのかと思ったが、どうやら勘違いだったらしい。
このままでは愛との仲は悪くなるばかりだ。
俺は意を決して声をかけた。