Life in being 〜余命〜
「いいでしょう。気分転換になると思いますよ。」
「よかったわね!愛!!」
いや、なんであんたが喜んでんのよ。
私より喜んでるのは私の母親と…
「これで、海も行けるな!」
弘樹。
担当医にこいつは、真っ先に聞きに行って、そして出された答えがこれ。
どーせ余命一年だし、最期くらいいい夢見させたろーみたいなことなんだろう。
私にとってはいい迷惑だけど。
「愛のしたいこと、いっぱいしような!」
でもなぜだろう。
私より、わくわくしている様子の弘樹をみてると、たまにはいいかなって思って…。
って!
私らしくない!
はぁ…。
ホント、私は変だ。