Life in being 〜余命〜
夏までの時間。
弘樹は毎日のようにここに来るようになった。
前は週3日だったのに、なぜだろうか?
そんなに夏が楽しみなのか?
全く、ホント子供みたい。
「愛は何したい?やっぱり海は入りたいよな!あと、かき氷と…。」
はしゃいでる弘樹を見ると、こっちまで笑みがこぼれてしまう。
なんとなく、親の気分みたいな?
こんな子供みたいな大人みたことないし。
「私は…花火。」
「そーだったな!花火は絶対やろう!!」
ドクン。
まただ。
にこにこと楽しそうに笑っている弘樹をみてると、最近心臓が締め付けられる。
これも、癌の影響なのかな?