Life in being 〜余命〜

「…。」

その後は終始無言。

絶対に口なんか聞いてやるもんか。

こいつといると、今まで封印して来た感情が湧き上がって来る。

自分でも驚く程だ。

だから、嫌だ。

こいつのペースに乗せられて溜まるもんか。

弘樹はそこそこいい奴みたいだけど、たまに嫌なこと言って来る。

私をからかって楽しんでるんだ。

まるで、天使と見せかけた、たちの悪い悪魔。

あぁ…。

早く実習期間とやらが、終わってくれないだろうか…。

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