Life in being 〜余命〜
「愛〜!今度ここに行くんだけど、お土産はこれでいいかなぁ?」
甘ったるい声で聞いてくる母親。
「愛はいい子だから、何でもいいよな〜?」
そうやって、都合のいいように言ってくるのは父親。
この両親は私のことなんか見ていない。
自分たちがいいなら、それでいいのだ。
だから嫌い。
あんな親。
というか、親なんて呼びたくもない。
親なんて私には必要ないんだよ。
親がいなくても、私は大丈夫。
逆に親たちが見舞いに来て喜んでる奴を見ると、虫唾が走る。
何をいい子ぶってんだって思う。
みんな嫌いだ。
こんな世界、消えてなくなればいいのに。