Life in being 〜余命〜

そう、思ってた。

けど、今は…なんとなく消えて欲しくない。

せめて、夏まではなんとなく生きていたい。

夏がなくなれば、きっと弘樹が落ち込んで死ぬぐらいまでになるだろうし。

だから、まぁ…。

今の世界も悪くない。

こんなこと思うなんてどうかしてる。

私の心がかき乱されてる証拠だ。

早くこいつを遠ざけなきゃと思ってるのに、なぜ私は受け入れようとしてるのだろうか?

私は、一体…。

どうしてしまったんだろう?
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