Life in being 〜余命〜

胸が変な感じになってる、なんて…。

言ってもわかってくれないだろうし…。

変な心配かけちゃうよね…。

「なっ、なんでもない!」

「そーか?」

「そーよ!…それより、水着、選んでよ!」

「…選んでいいのか?」

こうなったら話そらすしかないし…。

それに、別に弘樹に選んでもらっても、いいもの選んでもらえるかもだし…。

さやかは絶対選んでくれないだろうし。

「いいから!早くして!!」

「おっ、おう…。」

じーっ。

弘樹は私の水着姿を眺める。

もう一着の方は横に私が持っている。

それを交互に見比べて…。

「…こっち。」

弘樹が指差したのは…。
< 56 / 62 >

この作品をシェア

pagetop