Life in being 〜余命〜
それから、3年後。
中学3年くらいのこと。
医者から告げられたのは、
「末期になりました。」
ただそれだけだった。
“末期”
それはもう治る見込みが無いということ。
心にも体にも無数に傷を負って、
薬で髪は抜けて、
女の子らしいおしゃれもできなくて、
それでも我慢してた。
いつか、治るかもしれない。
そんな淡い希望を抱いてた。
そんな希望も軽く打ち砕く現実。
そして、そんな私を受け入れてくれる病院などなかった。
何度も何度も転院を繰り返す。
そして、今の病院に来たのは、
高校1年の時だった。