Life in being 〜余命〜
トラブル発生
突然声をかけられた。
髪が金髪で、ファッションセンス、それどーなの?って思わず突っ込みたくなるほど、すごくダサい人。
「1人じゃないです。」
正直に答える。
「またまたー、今誰もいないじゃん?」
何この人、チャラい。
てか、キモい。
「あの、本当に1人じゃないので。」
「えぇーそんなこと言わずにさ、一緒にカラオケとか行かない?」
「行きませんから。」
あくまで冷静に返す。
しかし、なんで知らない人に私はこんなお誘いを受けてるの?
訳がわからなくて、とりあえずその場を立ち去ろうとする。
けど、それを許されるわけはなく、腕を掴まれた。
「あの、離してください。」
「そんな釣れないこと言わずにさー。行こうよ。楽しいよーカラオケ!」
「だから、あんたみたいな人とカラオケなんて…。」
あっ、ヤバイ。
本音がつい…。
案の定、相手は怪訝そうな顔をする。