Life in being 〜余命〜
「はっ?何??今なんて言った?」
すごい険しい顔で私を睨みつけてくる。
(…これはマズイかも。)
ちょっと焦った時だった。
サッと私の手と取って、チャラ男の腕から逃してくれた人がいた。
「何してんの?」
チャラ男の方を凄い形相で睨みつけるのは、弘樹だった。
「は?何よお前、彼氏かなんか?」
チャラ男も引き下がらず、言い返してくる。
「…この子の担当医だ。」
「は?病院の先生??何でしゃばっちゃってんの?」
チャラ男はバカにしたようにあざ笑っている。
そんな様子を見て、私の中の何かがプチっと切れた。