JOKER
そんなあたしに、、、


「大丈夫だよ!だって、お姉ちゃんと心羽は友達だもん。だから、お姉ちゃんとお兄ちゃんも、お友達になれるよ!」


あたしはいつの間に、心羽と友達になったのだろうか?


それに何の自信があって、あたしと柊が友達になれるなんて、言ってるんだろうか?


子供の言うことを、まともに信じても仕方ない、か。


「そっか。心羽の言うように、柊と友達になれたらいいなぁ」


そう、話を流すつもりで言った。


「そんなこと、思ってるようには見えなかったけどなぁ」

「お兄ちゃん〜」


心羽は、あたしの元から離れ、柊の元へと駆け寄る。


柊は、そんな心羽のことを、軽々と抱きかかえた。


てか、柊の奴。


いつの間に、この部屋に入って来たのよ!

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