JOKER
それでも、あたしは、、、止められないんだ。


ふと、瞳を閉じた時。


お父さんの、お母さんの、妹の、、、


笑顔を思い出し、、、


自分の無力さを知り、、、


そして、自分のことを許せなくなり、、、


『ごめん』


そんな安っぽい、謝罪の言葉しか口に出来ない自分に、、、


無性に、腹が立つんだ。


本当に大切で、かけがえのない、、、


3人のことを奪った、アイツを許すことなんて出来なくて、、、


唯一、あの日生き残ったあたしが、、、


今出来ることは、、、


やっぱり、アイツへの復讐しかないんだ。


その復讐を止めたりなんかしたら、、、


あたしが死んだとしても、、、


3人に、会えないから、、、

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