JOKER
やらなきゃ、やられる。


バカは、良いように使われる。


利用されるような人間には、ならない。


あたしは、利用する人間になってやる。


それで、、、


あたしが、1人になろうとも、、、


怖くなんか、ない。


あたしは、元々1人だ。


あたしは脱ぎ散らかした、服たちを身に纏う。


「銀司。余計なことは、しないで。それと、、、もう、ちょっと慎重になった方が良いわよ?」


あたしは、銀司の耳元に近付く。


「バレたら、大変でしょ?柳田組の右腕さん」


あたしの言葉に、銀司は鼻で笑う。


「ホント、賢くて、利口な女だよ。お前は」


銀司は、あたしのことを見据える。

< 12 / 323 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop