JOKER
あたし、思ってたより、、、


銀司のことを、信頼してたのかもしれない。


好きとか、そういう感情をなしにして、、、


人として、信頼してたんだ。


そんなことを、こんな時に気付きたくなかった。


なんで、今、、、なの?


本当、あたしって、、、神様につくづく嫌われてる。


銀司は怒りを露わにし、あたしの上に馬乗りになって居た男を殴り始める。


「羽衣、大丈夫か?」


空牙が、あたしのことを抱き締める。


空牙の肩から、あたしは殴る銀司を見ていた。


すると、ふと、、、男と目が合う。


男は殴られているというのに、あたしのことをバカにしたような笑みを見せる。


そして、、、

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