JOKER
それに彼ら3人だって、あたしの本当の素顔なんて知らないんだ。


どんなに薄汚れて、醜い感情を持っているかなんて、、、


誰も、、、知らない。


それを、彼らに話すつもりも、、、


あたしには、ない。


「せいぜい、他のチームに王者の椅子でも奪われないように、頑張ってよ。もう、、、あたしは、王者の椅子に興味ないから」


そしてあたしは、再び歩みを進めた。


体の傷よりも、何故か胸の方が痛い。


なんだろう、この痛み。


あぁ、あたし、、、


今、彼ら3人に本当のことを打ち明けて、、、


本当に1人になって、傷ついたんだ。


バカだなぁ、、、


これだから、大切な人間なんて、、、


あれだけ、邪魔になるってわかってたのに、、、

< 165 / 323 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop