JOKER
相手もあたしに気付き、こちらを見る。


そして、なぜか、、、


彼から、視線を外せなくなった。


彼は、ゆっくりとあたしの元へと近付いて来る。


そして、やっと彼の顔が見えた。


こいつが、、、


龍南のトップで、龍王を率いる、男。


顔は知っていたが、こうやって、お目に掛かるのは、初めてだ。


あたしの口元が、ニヤリと上がる。


こっちから行かなくても、会えるなんて思ってもみなかった。


今日のあたしは、ついているのかもしれない。


それと同時に、、、


この機会を無駄にしたくないと、思った。

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