JOKER
銀司は、きっと、、、


ずっと、前から、、、


この写真のことを考えたら、何年もこの家に出入りし、頭の信用を掴んだに違いない。


銀司の瞳を見つめ、あたしは銀司の言葉を待つ。


「、、、あぁ」

「なら、教えて、、、」


銀司に聞きたいことは、たくさんある。


どうやって、あたしの存在を知ったか?


どうして子供のころから、この家に出入り出来たのか?


なぜ、銀司が心羽の父親なのか?


だけど、今一番聞きたいことは、、、


「銀司はどうして、お父さんとお母さんと知り合いなの?」


そのことなんだ。


もう知ることの出来ない、お父さんとお母さんのことを、、、


もっと、知りたかったから、、、

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