JOKER
そのせいで、柊と視線が交わる。


「お前が本気で望むなら、俺は殺してやっても良いよ」


顔色1つ変えず、柊はそんな、、、


バカげたことは、平然と言い放った。


柊の瞳に「冗談」なんて、言葉は存在しない。


、、、本当に、本気で言ってるの?


だとしたら、この人は、、、


柊は、普通じゃない。


普通なんて、あたしにもよくわらないけど、、、


「でも、そのかわり、、、」


あたしは次に、柊に発した言葉に眉を細める。


、、、そのかわり?


そのかわりって、何?


もしかして、柊はあたしのタメにお爺ちゃんを殺してくれる条件でも突きつけようとしているのだろうか?

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