JOKER
「銀司のことが好きだからって、こんなこと、、、間違ってる」


何を勘違いしたのか、アイツはそんなことを口にする。


好き?


なんで、どいつもこいつも、そんなくだらない発想しか出来ないのだろう。


あたしは、盛大のため息を溢す。


「全部、あなたのせいなんだけど?」


それなのに、どうして自分は「被害者だ」みたいな顔をしてるの?


どうして、そんな顔が出来るの?


そんな、アイツの神経が知れない。


あたしは拳銃を、銀司からアイツに移す。


それに、アイツは肩をビクつかせる。


「羽衣!!ノリ子は、関係ねぇだろ」


銀司は、そんなあたしに言う。


だ・か・ら~、、、


全部の始まりは、あたしの目の前に居る。


コイツ、なんだよ。

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