JOKER
シナリオ
あの日。


あたしは柊と、連絡先も交換せずに別れた。


「連絡先」


そう、柊に聞かれたが、、、


「見つけてよ、あたしのこと」


あたしは、柊にそんな難題を押し付けた。


「あたしのことを見つけられいようなら、あなたはあたしの隣を歩く権利もないってこと」


柊のことをおちょくるように言う。


「俺が探すとでも」


柊は「探さない」とでも言いたげな、目であたしの事を見る。


「言ったでしょ?「男には、困ってない」って。あなたくらいな男なんて、あたしの周りには居るの。だから、あなたが居ようが居まいが、あたしに得もなければ、損もない」


あたしは、柊のプライドを傷付けるような言葉を向ける。

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