JOKER
だけど神様がどちらに転ぶか、掛けてみたかった。


神様が、、、


あたしに振り向くか、アイツに振り向くか。


それは、今思えば、賭けだ。


でも、その賭けに勝てなければ、、、


あたしの復讐は、成功しないような気がした。


そんなことを思って、自分の部屋に居ると、、、


ドタバタと、騒がしい音が聞こえてきた。


、、、16時半。


学校を終えて、3人が帰って来たのだろうか?


__バンッ__


「羽衣」


制服姿の3人が、あたしの部屋へと入ってくる。


あたしはベットから起き上がり、3人のことを見る。


何を、そんなに焦っているのだろうか?


3人の額には、汗が滲んでいる。

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