JOKER
「珍しいね?こんな時間に帰ってくるなんて」


あたしは、そんな言葉を3人に向ける。


「さっき学校で、柊が人を探してるって」


空牙が、口を開く。


「で、どんな奴だよって、聞いたら、、、」

「羽衣って、女だって」


蒼太の言葉の続きを、翼が話す。


「だから学校が終わって、真っ直ぐ家に帰って来たんだよ。羽衣に確かめようと思って、、、羽衣なのか?」


空牙は、あたしに尋ねる。


柊は、あたしをちゃんと探していた。


神様は、あたしに、、、振り向いたんだ。


「それ、あたしかもね」


あたしは、3人に曖昧な返事を返す。


「羽衣。柊から、反感でも買うようなことでもしたのか?」


蒼太は、心配そうに聞く。

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