JOKER
「翼。トイレ行きたいんだけど?」

「案内するよ」


そう言い、翼と一緒に立ち上がる。


「何処に行く」


話をしていた柊が、聞く。


「ただのトイレだよ、柊」


答えようと思ったら、先に翼に言われた。


まだ、視線を柊は視線を向けてくる。


「本当に、トイレだから。ちゃんと、戻ってくるし」

「、、、あぁ」


柊の返事を聞き、あたしは再び歩みを進めた。


「先、戻っても良いよ?」


トイレに着き、翼に言う。


「そう?」


聞き返す翼に、あたしは頷く。


翼が部屋に向って歩いて行くの確認し、あたしはトイレの中へと入った。

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