JOKER
きっと、高城組の力で、、、


あたしはこの世から、追放されるだろう。


「お前じゃ、ないのか?」


だから、、、


「何、の、、、こと?」


口を開くのだって、辛い。


だけど、ここまで殴られたんだ。


真相を知らないまま、殺されるなんて真っ平だ。


「教えて、、、高、城」


あたしは高城に、必死で訴える。


「うちが、、、」

「コイツは、何も関係ねぇよ」


高城の言葉を遮り、遠くから聞き覚えのある声が聞こえてくる。


「銀司さん」


高城の右腕の男は、銀司に向って頭を下げる。


「お頭、今回のことをリークした男が見つかりました」

「何?」


銀司の言葉に、高城は眉を潜める。

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