JOKER
あたしはこれ以上、心羽の話に耳を貸すことは、、、出来なかった。


あたしの中にある、どす黒いモノたちが、、、


悪魔の言葉を、あたしに囁く。


『この子を、利用しろ』


そんな、恐ろしい言葉を、、、平気で囁く。


こんな、小さな子まで、、、


あたしは、自分の復讐に利用して、、、良いの?


この子は、何も関係ないというのに、、、


『今更、綺麗ごとを並べてどうする?』


別に、そんなつもりは、、、


『自分の大事な家族を殺されたのに、、、復讐を止めるのか?』


復讐は、止めない。


ただ、この子を使いたくないの、、、


『そんな綺麗ごとを言っていて、アイツに勝てるのか?復讐出来るのか?』

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