あんたは私の敵よ!!<完>
突然の状況に、女子の全員が硬直し、男子全員が唖然とした…
『何~?』
静まり返った教室に、ダルそうに返事をした天敵…
私は、その人物の元へと近付いた。
「私は、隣のクラスの“柊 るり”です。」
『知ってる。生徒会長さんだろ?』
何でこういうしゃべり方しか出来ないわけ!?
腹立つったらありゃしない!!
「『俺が認める良い女じゃ無いと付き合わない』と宣言されているようですが、その基準が曖昧で、悩んでいる女子生徒が多いようなので、具体的にどういう女性を指すのか、聞きに参りましたの。」
『随分とご丁寧なこって…』
「身近な人が泣いているのに、見て見ぬフリなんて出来ませんわ。」
よく考えたら、これがヤツとの直接対決だった…
ギャラリーが増えてきた…
どう見ても、いい感じで会話をしているようには見えないし、生徒会長と、学校のアイドルが火花を散らしているとなったら、ギャラリーが増えるのは、当然なのかもしれない…
『どうしても知りたい?』
『何~?』
静まり返った教室に、ダルそうに返事をした天敵…
私は、その人物の元へと近付いた。
「私は、隣のクラスの“柊 るり”です。」
『知ってる。生徒会長さんだろ?』
何でこういうしゃべり方しか出来ないわけ!?
腹立つったらありゃしない!!
「『俺が認める良い女じゃ無いと付き合わない』と宣言されているようですが、その基準が曖昧で、悩んでいる女子生徒が多いようなので、具体的にどういう女性を指すのか、聞きに参りましたの。」
『随分とご丁寧なこって…』
「身近な人が泣いているのに、見て見ぬフリなんて出来ませんわ。」
よく考えたら、これがヤツとの直接対決だった…
ギャラリーが増えてきた…
どう見ても、いい感じで会話をしているようには見えないし、生徒会長と、学校のアイドルが火花を散らしているとなったら、ギャラリーが増えるのは、当然なのかもしれない…
『どうしても知りたい?』