私の彼氏はおデブさん
この間嫌な事言われて嫌いになろうと思ってたのに。




今二人の関係を気にしているのは、やっぱりまだ私藤崎君の事が好きだからだ。




もう二人を見たくないし、






「洸ちゃん、夏休みあそぼーよ」





女の子が藤崎君に話し掛ける声も聞きたくない。





(洸ちゃんって……前はそこ私の場所だったのに)






わざと私はゆっくりと歩き、だんだん離れていく二人の背中をぼんやりと見つめていた。
< 158 / 373 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop